上司や管理職という立場になれば、誰でもすぐに適応できるという訳ではないですよね。今まで人の上に立ったことの無い人なら尚更です。やはり、人の上に立つ立場なら、自分の役割を認識し学ばなければなりません。
そんな方向を簡単に分かりやくす説明してくれているのがこの「新・1分間マネジャー」です。
上司や管理職についた際に役割を勘違いしてしまう人が多いように思います。会社のためなのか、相手のためなのか、自分のためなのか…
自分と人生を見つめ直す機会となる本かもしれません^^
おすすめ度★★★★☆
親と子の関係でも、取り入れられますよ!
目次
新1分間マネジャー|部下を成長させる3つの秘訣|どんな本?
世界1,500万部の大ベストセラー本です。この本を読むと「1分間マネジメント」の秘訣が身につき、部下の意欲を引き出すことができます。また親子の関係にも近いマネジャーと部下の関係に通ずる物があり、参考にできる部分もあります。本書は例題に基づく話しが多く、読みやすく参考にしやすい。読んだ次の日から取りえれられることもあるでしょう。
著者:ケン・ブランチャード+スペンサー・ジョンソン 2人の共著
原著:1981年 34年後の2015年に「新・1分間マネジャー」発刊
新1分間マネジャー|個人的に印象に残ったところ
私が個人的に一番印象に残った、また考えを改めさせられたところがあります。
それは、「会社に貢献することと同じくらい、部下を成長させることが大切」ということ。
独裁的でも民主的でもない。相手の才能を引き出せる存在となること。
自分が経験してをしてきたミスや失敗を部下がしないように、先手を打つのは間違いである。部下にも同じように考え知恵を絞らせ、経験させることが大切であるということ。何のために今の仕事をしているのか、理解できていない部下も多いようです。
人は失敗から学ぶことが多くあります。しかし部下に失敗を許さない傾向はありませんか?自分もまた今までたくさんの失敗をし学んできたはずです。失敗をせずに学ぶということはまさに「百聞は一見に如かず」です。
親子の関係も同じですが、何でもしてあげるのは相手のためにならないだけでなく、相手の意欲ややる気をも喪失させてしまいます。
意欲的に何かに取り組むためには、自分で考え自分で行動し、自分で結果を出すことが大切であるということを痛感させられました。
新1分間マネジャーの内容は?ネタバレ
相手を育てるマネジャーになるためには、3つの秘訣があります。これを実行するだけで、相手はもちろん、自分も役割を認識でき、自分の役割にあった仕事を行うことができるようになります。
1分間目標設定
部下と一緒に1分間で読み返せる短い目標を、一緒に作成しまとめます。自分が部下に求めていること、役割をはっきりと伝えます。そして自分で考えることが当たり前となるよう、考える機会を与えて行きます。
1分間称賛
部下の失敗や間違いを探すのではなく、良い行動に着目します。そして、それを見つけた時はできるだけすぐに褒めるようにします。自分の求めていたことを、また自分が喜んでいることをはっきりと伝え、相手の自信に繋がるように働きかけます。これを1分間で行います。
1分間修正
ミスや失敗が見つかれば、できるだけすぐに伝えます。そして、一緒に振り返りを行います。沈黙の時間を設け、相手に考えさせる時間を与えます。
ミスは取り返すことができること、またミスは信頼を損なうものでは無いことを伝え、しっかりとサポートをします。これを1分間で行います。
新1分間マネジャー|まとめ|実践に取り入れてみる
上司や管理職、親を含めて誰しも初めてがあります。良い上司や親に恵まれ、同じ行動を自然ととれ、上手くいく方もおられるかもしれませんが、1度は悩むことがあるのではないでしょうか?
「上司たるものはこうである」という思い込みに間違いがある方も少なく無いように感じております。上に立つものは、導くための存在でありたいですよね。それは、会社や自分のためだけではなく、相手のためになる役割を担うことが大切です。
相手がしんどく無いように、相手に楽ができるように、何でも受け入れ自分が犠牲となりしてあげる。それは、自己満足であり、相手の幸せを奪っているのかもしれません。
子供の頃、自分ができなかったことが、自分の力でできるようになった時の喜びや幸せを思い出さなければなりませんね。
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