こんにちは!くじらこんです。
数年前に私の長女が自転車で怪我をした時の記事です。ヘルメットをしていませんでした。親として忘れることのできない経験です。今でも後悔しています。
正直、思い出したくない経験です。
同じ経験、思いをしてほしくないので、記事にさせていただきました。
うちの子は大丈夫!は禁物です。
娘が自転車で怪我をした経緯|練習
私の娘の小学校入学前の話です。
娘から「自転車に乗れるようになりたい!」ということで、芝生のある公園で一緒に練習をしました。
練習ではもちろん、長そで長ズボン、手袋にヘルメットと安全対策をしっかりとして練習をしました。
少しずつ上達をしていき、およそ1週間くらいで娘は一人で乗れるようになりました。
それからは、アスファルトの上でも練習をし、転ぶことなく乗れるようになりました。
1カ月ほど経つと、娘はヘルメットを外して乗るようになりました。
もともと、娘はあまりヘルメットを着けたがりませんでした。
なので、私もあまり深く考えもず、すでに転ぶことがなかったので、ヘルメット無しを黙認していました。
娘が自転車で怪我をした経緯|油断
娘はその日、近くのスーパーへ行こうとしていました。
いつものように自転車で。そして事件は起きました。
少し下り坂の道を降りた後、右に曲がってすぐの横断歩道の木に、顔から衝突したのです。
娘は一瞬気絶したようです。その後、大きく泣きました。そして、顔はすぐに腫れあがり、血も出ていました。
すぐに病院へ行き、処置をしていただきました。CTも撮って頂き、結果、鼻の骨が折れる重傷でした。
脳には問題がないとのことで少し安心しました。
また、子どもの鼻は大人とは違い、すぐに治すことは難しいとのことで、顔の傷がある程度治ってから、入院をして、全身麻酔で鼻をまっすぐにする処置するとのこと。
私はこの出来事に、かなりショックを受けました。あの時、ああしていれば…もう、「たられば」しか出て来なかったです。
そして全ての処置を終え帰宅しました。娘は特に傷を痛がることもなく、数時間は普通に過ごしているようにみえました。しかし、
娘が自転車で怪我をした経緯|脳へのダメージ
その日の夜に娘に異変がおきました。
娘の発言がおかしくなったのです。
それは、5分間隔くらいで同じことを繰り返し話し始めたのです。
さっき話したことを、何もなかったかのように、また同じ話をします。
「あれ、何か顔に貼ってある?なに、これ?」このセリフを何度も繰り返します。
病院に連絡をし、処置を仰ぎました。すると、「脳が外部から大きなダメージ(ストレス)を受けて、一時的な混乱状態となっています。しばらくすれば、落ち着きます。」とのこと。
本当に大丈夫なのか??と信用できない私は何度も確認しました。電話を切った後も、インターネットで同じ症状を探し続けました。確かに、その情報はありました。
焦る気持ちを押し殺し、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い気かせ、様子をみることにしました。
しかし、そこからは地獄のような時間でした。娘は何度も「あれ、何か顔に貼ってある?なに、これ?」と質問してくるのです。
「大丈夫だよ、怪我をして絆創膏を貼ってるんだよ」
「ふーん、そっかぁー…」
「あれ、何か顔に貼ってある?なに、これ?」の無限ループです。
違うことに興味を向けながら、丁寧に受け答えをし、接していきました。私は心の中で「ごめんね、痛かったね」と思い、しかし悲痛な顔を見せるわけにもいかず、自分を落ち着かせることで精一杯でした。
幸い、その症状はその夜だけで、おさまり次の日の朝には元通りになっていました。
しかし、しばらくは心配で、娘のちょっとした変化も見逃しまいと、目を光らせていたのを覚えています。
そして約3週間後、入院をして全身麻酔で、折れた鼻をまっすぐにしてもらいました。入院中に娘と病院で「金環日食」を見たのは思い出です^^
それから数年経ちましたが、怪我の後遺症や傷の跡がないのが、不幸中の幸いです。
子どもと自転車|ヘルメットの必要性
15歳となった娘に当時の怪我のことを聞きました。すると「気絶したからかな?全く覚えてないなぁ。」と少し笑いながら話してくれました。私におんぶをされながら、移動したことは覚えていると話してくれました。
現在、娘が元気で過ごしているのは、「運がよかっただけ」と思うことがあります。
もっと、悲惨な結果があったかもしれないと考えると、とても怖くなると同時に、この今の状況、見えない何かに感謝をしています。
しかし、あの時、ちゃんとヘルメットをつけるように伝えていれば、多少なりとも怪我は軽く済み、痛く悲しい思いをせずに済んだのではないか?
忘れることのできない後悔です。
道路交通法では13歳未満の子供にはヘルメットを着用が義務とされています。努力義務なので違反したとしても罰金などはありません。
実際に取り締まってはいないですよね。
しかし、罰金が嫌でヘルメットを着用するのではないですよね。大切な子供を守るために、ヘルメットはあります。
まさか、思いもよらない、なんてことは今後あるかも知れません。しかし親としての責任を意識し、防げる事故や怪我は防がなければならない!
現在、お子様の自転車練習中の方など、ヘルメットは本当に大切です。練習中はもちろん、乗れるようになっても、13歳までは付けるように伝えてください。
くじらこん
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